CDは高すぎるのです

■先見日記:坂本龍一
 それはともかく、音質にうるさい音楽ファンがCCCD規格の日本盤を敬遠して、CCCDでなくしかも値段の安い輸入盤を買おうと思っても手に入れられなくなる可能性があるのが、今回の法律改正である。産業の利益を守るためとはいえ、音楽産業自らの手で音楽ファンを葬るようなことをするとは、自分の手で自分の首を絞めているようなものである。業界は規制で閉め出すことばかり考える前に、高いなら高いなりに付加価値をつけることに努力するなり、アジア盤に対抗して値段を安くするなりして、競争力をつけるべきである。
http://diary.nttdata.co.jp/diary2004/05/20040509.html

以前からCCCDの問題に関してもシャープな意見活動を発していた坂本氏の文章。最後に2004年はCD永眠の年として「もう手遅れだよ」と言いはなっている部分が印象的です。