期待と評価の関係

 映画も、音楽も、マンガも、どんな作品も期待しすぎると良くない。期待するという行為は強い先入観を生む。基本的に何の作品も期待しすぎてみないようにしてるんですがねぇ。ゼブラーマンのことですよ。なんかもう最初に自分に入ってきた情報が映画のことだったせいもあって、「ヒーロー」「白黒つけるぜ」「哀川翔」というキーワードが自分の中で勝手な先入観を作っていた様子。スカッとした内容だと勝手に思っていたんでしょうね。これは山田玲二のマンガだということを忘れていた・・・。話の重さや哲学に、愚かにも「回りくどいな」と読み進むにダルさを感じてしまう。2巻後半からやっと勘を取り戻し、3巻でやっと「面白いかもしれない」と感じる。でもやっぱり回りくどいかも。おもわずストリッパー*1を思い出す。もともと山田玲二氏には大人や社会に対する、痛みや論判が作品に入っていることが多いこともオマケに思い出す。原作見たら、哀川翔が100%ミスキャストに思えて仕方ない。映画見てないので何とも言えない、ついでに映画版も見てみるか…

*1:

ストリッパー
山田 玲司