良いばかりが全てではない

iPod Style経由
■アップル「iPod + iTunes」ページに、iTunesiPodを活用しているセレブリティと、彼らのお気に入りのプレイリストを紹介した「Selebrity Playlists」を公開
http://www.apple.co.jp/itunes/index.html
■What's On vol.3 スチャダラパー
http://www.apple.co.jp/quicktime/whatson/vol_003/index.html

アップルのiPod+iTunesのページにCelebrity Playlistsというミュージシャンのプレイリストと軽いインタビューが公開されています。こういうのを見ることは楽しくて仕方ない。ということは非常に効果的な販促方法ともいえる。
感覚的にはクラブカルチャーマガジン、remixに毎月多くのミュージシャンのフェイヴァリットが掲載されていたのに近い。というか一緒やね。毎月それを熱心に読み、レコ屋に彼らのリコメンドを探しに行くというのが癖になっていた。大沢伸一TEI TOWAのプレイリストはいつも自分達オーディエンスの先を行っていて、彼らの感覚にやっと追いついたと思ったら既に彼らはもうそこにはいなくて、新しい音楽の世界を開拓していた。ときには自分が古いと決めつけていた音を「新鮮だ」と言う彼らにいつも「ヤラレタ!」という気持ちいい敗北感を感じながら結局レコ屋に走っていた。まさに自分流の音楽の聴き方を確立できていない頃の話だったと思う。
iPod+iTunesはただのデジタルもの好きにはハマらないのかもしれない。音楽好きがハマる要素が多い。シンプルで美しいインターフェースと直感性に優れた操作性。iPodを購入した人は口をそろえてこう言います。
「もっとCDが欲しくなる」と。
本当に快適な環境は、音楽に対する物欲を刺激する、市場を活性化させるはずなのに。縛るだけの押しつけがましい音楽はもううんざり。僕らは好きな聴き方で音楽を楽しみたいだけなのに。