ホントに本気のWIN W21Sレビュー
ひとまず夢中でいじり倒しています。それはもう夢中で。
外観に関しては以前モックレポしましたのでそちらを参照下さい。
つらつらと触っていて思ったことを書いています。まとまらない文章ですが良かったら参考にして下さい。
◆ハード編◆
- そこそこ大きく、そこそこ重い A5403CAとさほど変わりはないため特に違和感なく持ち歩けます。アンテナ内蔵はすばらしい。ポケットから取り出すときに引っ掛かりません。なによりすっきりして使いやすい。ボディで唯一気になったのはコネクタ・メモステ・イヤホンマイクのキャップが開けづらいこと。A5404S以降のソニエリはフラットで本体にかなり一体化するコネクタキャップを採用してますが、これがとにかく開けづらい。またあまりたくさん開かないためコネクタに差し込みづらい。シガーライターなどから直接差し込んで充電する人にはちょっとやりづらいでしょう。ホルダー推奨ですかね。ちなみにコネクタの位置が左なのは大賛成ですね。W11Kは右側にあったため、充電しながら操作するときに非常に邪魔になります。右利きの人には最適ですね。あとストップホールが狭すぎて、ストラップが入りません・・・、位置もよくないししばらくはストラップなしで。それも怖いなぁ。
- 開いてキー関連 ソニエリ端末は以前使っていたのですんなりと入り込めたのですが、新しく増えたソフトキーが少しややこしいです。画面に上ソフトキー・下ソフトキーと分かれているんですが、上下どちらも機能する場合はともかく、片方しか表示されないシーンではどっちを押したらいいのかほんの一瞬戸惑います。慣れればいいのでしょうけど…。ソフトキーが増えたことによって機能へのアクセスは各所で飛躍的に向上しています。ジョグの押しやすさは、個人的には合格点です。C1001S・A3014S・A1101S・A5402S>W21S>A1402S>A5404Sってとこでしょうか。ジョグ自体は全く問題なし、ジョグサイドキーについては思ってたよりも押しやすいといった感じ。見た感じそんなに出っ張ってないんですが、そこそこ押せます。文字入力の要、テンキーは歴代最高の押しやすさ!メールの本文入力などめっちゃ快適や〜。キーライトはオレンジです。
◆ソフトウェア編◆
- クロスメニュー もたつきはほとんどなく、かなりグラフィカルにメニュー表示します。個人的にはジョグサイドキーをあまり押したくないので、クロスメニューはどうかな〜と思ってたんですが見てて楽しいので◎です。従来のメニュー着せかえに加えてクロスメニューの着せかえもあり、これがなかなかまるっと着せかえちゃって印象結構変わります。まだまだソニエリサイトにはラインナップ少ないですが今後に期待。ぶっちゃけクロスメニューは驚くような代物ではなく、以前のからのSONY端末のメニュー表示に横方向の項目ができた程度の物です。
- 通信環境の確認可能 「メニュー」→「設定」→「ユーザー補助」→「通信環境確認」で、現在のエリアが2.4Mbpsに対応しているか確認ができます。職場で見たところ、「最大2.4Mbpsでパケット通信可能です」と表示されました。
- EZの料金照会へジャンプ 今まで本体での料金表示はあくまで概算で自分で通話料のレート設定などをする必要がありました。そのため正確な料金を知るときには、EZWebに接続して調べる手間がありました。最近の夏モデル以降(A5506Tなど)からは「メニュー」→「料金」→「料金照会」でEZWebの料金照会に接続してくれます。年配層にはこの本体とEZの料金照会が違うということがわかりにくいという人が多かったみたいなので、なかなかユーザーフレンドリーな改良ですね。
- スケジュール機能 PDA使いますから、携帯のPIM機能についてははじめから期待していませんし、ほとんど触りません。一応、改良が加えられているとのことなので少し触れておきます。月間表示←→週間表示の切り替えが可能。月間表示は前後の一月ずつが同時に表示されていて、合計3ヶ月分のカレンダーが表示されています。カレンダーにはアイコンのみ表示。内容を参照するときにはクリックする必要があります。あとは今までのソニエリのPIMと一緒。週間表示はジョグを下に回せば延々とスクロールしていきます。
- 【液晶】 確かに無茶苦茶明るいです。明るさは5段階の調節可能。LEVEL5は明るすぎるし、バッテリの消費も考えて僕はLEVEL3にしています。透過型液晶ということですが、屋外の視認性は確かに少し見づらい。しかし屋外で見る携帯のディスプレイといえばこんなもんなんじゃないかな?というのが正直なところ。一応、外に出てA5403CAと比較してみました。日陰では明るさが強いW21Sの勝ち。日なたでは、A5403CAが少し見にくくなったのに比べてW21Sはそれよりもさらに見にくい。暗い色が飛びます。幸いナビウォークの地図のバックは白なので全然見えないことはないですが、少し見にくくはなります。が、買わない理由とまではいかないでしょう。
- 【メール・文字入力関連】 メール基本性能は特に今まで通り。入力がカナ英数変換とソフトキー一発で絵文字切替の追加で格段に入力しやすくなっています。
- 絵文字選択画面へ右上ソフトキーのワンタッチで切替 今までのソニエリは「文字」キーの長押しか、入力モードをいちいち変えるしかなかったのです。この辺は東芝が昔から一発切替を採用していて、絵文字を多用する若いユーザー層には喜ばれていました。なお2回押すと全角記号、3回押すと半角記号に切替です。
- カナ英数変換 入力モードを切り替えなくてもカナや英数に簡単に変換できます。例えばテンキーで「かさた(234を押す)」と入力し右下ソフトキー(カナ英数変換キー)を押すと変換候補には、「ADG」「ADG」「adg」「adg」「234」「234」「カサタ」と全角半角のカナ英数の変換候補が表示されます(この場合、メールの入力なので半角カナはない)。写真のようにKDDIならばテンキーを5533444とキー表面に印字されている回数分押すだけです。これが慣れるとやみつきの快適さ。ずーっと入力モードは漢字のままでいいわけです。これも東芝では結構前から搭載されていて、最近他のメーカーも採用し始めました。
- 入力モードの切替の簡略化 左の写真の下段「1/7候補」の左に「漢カaA12」と表示されていますが、入力時に右下ソフトキーを押す度にこの入力モードが一つずつ右にずれて切り替わります。今までのソニエリ端末はソフトキー押下後にジョグ回して選択する必要がありました。まあ、前述のカナ英数変換が追加されたので、なくてもいいんですけど、ひたすらカナや英数を入力するときには切替にストレス感じなくていいですね。
- 【EZWeb関連】 速い!とにかく速い。今までのauのブラウザ、WAPは読み込み・描画とにかく遅くて、最近のA5500シリーズで搭載されているMSM6100チップあたりからだいぶんテンポよく表示できるようになりましたが、WIN初号機のW11H、Kではブラウザの表示が通信速度に追いついておらず、最大2.4Mの速度を殺していました。今回の夏WINのMSM6500はとにかくすげえです。EZメニューのトップでFlashで表示されますがほとんどもたつきはなく、通常のWeb表示にいたっては快速そのもの。リンクをクリックして一拍おいて即表示です。FlashのWeb閲覧のみ読み込み時に少しだけ待ちます。自分はFlashで飾ったWeb閲覧よりも素早く快適に閲覧できた方が嬉しいのですが、非PCユーザーで携帯Webしかしない人にとっては華やかで新鮮でに見えることでしょう。ちなみにソニエリメーカーサイトもFlash対応になっています。ちゃんとHTML版も選べますけどね。
- 【カメラ関連】
- 追従性と手ブレ補正 まずソニエリ端末のカメラは追従性かなり良いです。W21Sもあえてオートフォーカスは搭載せずにパンフォーカスのみですが、ヘタにオートフォーカスを搭載してこの追従性がスポイルされてしまうよりかはいいかと思います。特に前に使っていたA5403CAのAFが遅くて写真を撮ろうという意欲を少し萎えさせるほどの遅さでした(起動・焦点・マクロ切替など画像保存以外全てにもたつきがあった)。そういう意味ではこのカメラはスナップ的に「撮ろう」という気にさせてくれるかもしれません。所詮携帯のカメラですからね、サクサク撮れないと。撮影すると、一拍おいてシャッター音、撮影完了といった感じです。ちなみにプレビューでブレていても、シャッター切ったあとにクッキリと綺麗に撮れていることが多いです。これは手ブレ補正効果でしょうか?SONYはジョグプッシュとサイドボタンがシャッターでどちらも微妙に押しにくいので、この手ブレ補正はけっこう助かります。
- メモリカードへの書き込み メモリースティックへの書き込みはSXGAファインモードで撮った画像の保存でも2〜3秒程度。まあ、イラつくほどでもありません。ちなみにA5403CAはこの外部メモリーへの書き出しや読み出しが異常に速かったです。個人的にはVGAメールモードサイズで撮影した画像が50KB以下になるので写真日記にアップしやすくて助かります。携帯で撮影したQVGAが240×320で回転してもそのままの倍率だったりすることが多くて、横長の写真のほうが好きな自分にとっては今までコレを満たしてくれる端末はありませんでした。
- 撮影モードとシーンセレクト さらに今回使いやすさを倍増しているのはソフトキーで撮影モードとシーンセレクトの切替がができるということです。モード切替は左上ソフトキーで、QVGA(320*240)→携帯サイズ(120*160)→VGA(640*480)→SXGA(1280*1024)と切替ができます。切替はかなりサクサク切り替わってくれるので快適。シーンセレクトは右上ソフトキーで、シーンのリスト(AUTO・ビーチ&スノー・人物・パーティー・夜景・風景・スポーツ)が表示されるのでジョグで選んで決定。基本的にはデフォルトのAUTOでいいと思います。スポーツモードにすればシャッタースピードが速くなったりするかもしれませんね。まだ試していません。
- ホワイトバランスとスポット測光 ホワイトバランスもAUTO・晴天・曇天・蛍光灯・電球と切替可能。おまけにスポット測光がついています。ONにすると中心に赤い十字が表示され、この付近の明るさから露出を測ってくれます。真剣に綺麗な写真を撮ろうとした場合、ホワイトバランスとスポット測光の調節次第でイイ写真撮れるかもしれませんよ。
- 【ムービー関連】 実はムービーにはあんまり興味なかったりする(^^;)一応、QVGAムービー撮影してみました。15fpsで結構滑らか!ファイルサイズはやっぱりクソデカいですね。メモステは必須です。撮った画像のフォーマットは3GPPでPCでの再生はQuickTimeを使えば見れます。なおQuickTimePro(シェアウェア)を使えば編集もできるとのこと。QVGAムービーであるLLサイズムービーはメール添付できません。PCに取り込むときはメモステ経由のみになります。まあどっちにしてもメモステはいりますけどね(^^;)
- 【アプリ関連】 プリセットアプリは2次元コードリーダー・TVリモコン・デザイン時計・EZナビウォーク・EZメモリーポケットの5つ。すべて消してしまってもソニエリサイトから再びダウンロード可能です。QRコードリーダーとEZナビウォークのみ書きたいと思います。
- QRコードリーダー もうだいぶ普及してきましたね。普通にQRコードリーダーです。リーダーを立ち上げると、自動的にズームというかカメラの倍率が高くなっているのではじめはコードに合わせづらいです。PalmのQRMailの読み取りもOKです。よって自分の環境ではT|Cでテキスト打ち→QRMailでW21Sに転送→場合によっては写真貼付して日記にアップ。というやっとT|Cの内容を外に出す&定額ならではの使い方ができます。サイコー!
- EZナビウォーク これも始まって結構経つサービスなので特に内容で記述していくことはありませんが、入手したらカーナビ代わりになるか実験してやろうとそれだけひたすら考えていました。というわけで仕事帰りに実験。結果は・・・・まあ成功です。けっこうカーナビっぽい使い方ができます。その理由は、まずパケットが定額であること。これがないと死んでしまいます。車で移動すると地図データの受信量がハンパでないので、cdma2001xの人はしないで下さい。次に地図データの受信速度が速いので車での移動でどんどん進んでもついてこれる。さらにナビウォーク対応機は自立測位の可能で感度がかなりいいのでほとんどズレがない(田舎でやったテストなのでビルの多い街中では厳しいかもしれません)、しかも電子コンパス内蔵なのでドリンクホルダーなどに固定しておけば地図は常に進行方向を向く。まさにカーナビ感覚で使えます。ナビアプリではお試し無料期間があり、有料会員になればナビや周辺検索に加えて、道路情報・渋滞情報も得ることができるので持ち歩きのカーナビ感覚でしょうか。EZナビウォーク使い放題最高!!僕は前述のQRコードリーダーとこれがやりたかったことのメインでした。どちらも満足のいく出来映えで嬉しいです。
- ゲーム いくら探してもドラクエ見つからないはずですよ!まだ提供されていないんですもの(T-T)ドラクエは8月中に提供予定、FFはまだ未定とのことでした。ウワーン。(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/19679.html)
- 【赤外線関連】 ひとまずT|Cと送受信のテストを行いましたが、
- 赤外線についてはまだまだ検証の余地あり。また試して更新していきます。ふーむ、しかしテキストファイルが使えたらよかったのにな。
- 【データフォルダ関連】 本体のサムネイルはさすがMSM6500というべきか、快速そのものです。しかしメモリースティック内の参照時に表示されるサムネイルはちょっともたつきがありますね。ということは読み書きの速度はがあまり速くない、と。しかし従来機種に比べれば総合的に見て十分速いと思います。以前持っていたW11Kで集めた転送可能な着うたはほとんど不明なファイルと化してしまいました・・・。クソッ規制きつすぎ。
- ダウンロード辞書について 公式サイトから辞書をダウンロードして追加することができます。また予測辞書を作って共有することも可能になっています。さてこのダウンロード辞書ですが、確か初めて搭載されたのはA1301Sだったかな? んで、記憶が確かならばダウンロード辞書はある程度ノーマルの辞書に予測を学習させたあとに辞書追加していくのが良いというTipsを見た覚えがあります。うろ覚えなので確かな情報ではありません。ひとまず九州の方言と、IT用語などをダウンロードしましたが、もう少し様子を見てから追加していくことにします。
- データフォルダのクオリティ設定とは? Flash再生時のクオリティを選択するものです。なおFlashのデータそのものにあらかじめ画質が設定されている場合は、それに準ずることになります。
- 【バッテリ】 ヤバい!!懸念していたことですが、やはりバッテリの持ちはちと厳しいです。今日の昼間にフル充電→レビューのためにちょくちょく触りっぱなし→夜12時ぐらいに切れる。うーん、ずっと触ってたからこんなもんなのかもしれませんが、やっぱり持ちはいいとは言えませんね。僕は家、職場、車、と常に充電できる環境に身を置いているのでいつも完全に放電するまで使ってから充電するんですけど、例えば一日中外にいる営業さんとかは厳しいかもしれないなぁ・・・
- 【ショートカット一覧】
- EZ長押し → 一発ジャンプ設定のサイトに接続
- メール長押し → Cメールメニュー起動
- アプリキー長押し → 一発起動アプリに設定しているものを起動
- データフォルダ長押し → MSに一発アクセス
- ジョグプッシュ長押し → キーロック
- *キー長押し → 電話帳検索方法選択
- サイドボタンライト側長押し → フォトライト点灯
- サイドボタンカメラ側長押し → カメラ起動
- メール閲覧中に#or* → 次メール、前メール(ソフトキーと同じ)
- メール閲覧中にメモorマナーキー → ページ単位のスクロール
- カメラ起動中に左上ソフトキー → 撮影モード切替
- カメラ起動中に右上ソフトキー → シーンセレクト
- データフォルダにて画像閲覧中に0キー → 全画面に拡大
- EZWeb中に#長押し → 現在のページをお気に入り登録
- EZWeb中にクリア長押し → トップページへジャンプ
- 送信・着信履歴表示中に#押す → 名前←→番号切替
- カメラ動作中にサイドキー(カメラ)の長押し → カメラ終了
◆総評◆
まずはMSM6500チップ搭載の夏WIN一発目として、素晴らしいトータルの完成度に拍手を送りたい。SONYが無理にヒネらずここまでスタンダードで使いやすい折りたたみ端末を出したこと、W21SAのように突出した目玉機能はないものの全体的にスキのない作りは長く使える予感を感じさせてくれます。デザインもずば抜けてイイとは思えませんが、無理矢理にデザインぶったデザインよりも飽きずに使えるのかもしれません。個人的にウリだと思うことを挙げて総評とさせて頂きます。
- 最新チップによる全ての高速化
- EZナビウォーク、メガピクセルカメラのメール送信、などを生かす定額制と通信速度の速さ
- ツインステレオスピーカーによる高音質・大音量の再生
- 以前のSONY端末から細かな改善点による使いやすさの向上
- キーの押しやすさ
- 抜群に明るく見やすい液晶
上2つは最重要。使っていて僕はなんか未来を感じるわけですよ(大げさかもしれませんが)。。挙げてみると目新しくはありませんがあくまで「携帯電話として」しっかり使えるバランスのとても良い端末です。
▼追加更新▼
- ◆EZナビウォークをカーナビとして使うためのTIPS◆
- 最初にに「EZボタン」→「EZサービスメニュー」→「EZナビウォーク」→「設定」→「GPS情報通知設定」で『ON(確認画面なし)』に設定しておきましょう。こうしないとGPSで測位する際にいちいち確認を求めてきます。この設定をするのに説明書の記述が非常にわかりにくく探すのに苦労した…。
- 次にナビアプリを立ち上げ、My設定→ナビ条件設定を「乗り物+徒歩」に設定。ここを自動車に設定してしまうとタクシーを使った料金などが表示され、音声のルート案内も開始されません。「乗り物+徒歩」のほうが汎用性は高いです。
- Myエリア設定ではお住まいの地域を選択しましょう。検索時にエリア指定ができます。
- ウォーク設定
- 確認メッセージ → 表示しない
- GPS即位方法 → 連続測位
- バイブ案内 → なし (手持ちでナビウォークするならバイブONにしたほうがいいです)
- テキスト案内 → あり
- 軌跡表示 → 表示する
- 位置補正 → 補正する
以上で設定は完了です。ほとんどデフォルトですが・・・。実際にナビをやってみましょう。
- ナビメニュー → 目的地検索 で適当に目的地を検索しましょう。アドレス帳に登録しているお店なら電話番号から検索できます。よく行く場所にはMyスポット登録がオススメです。
- 目的地を検索したら「ここに行く(GPS)」を選択。
- 検索ルートがいくつか表示されます。もし徒歩ナビされるのであればお好きな経路を選んで「ルート案内開始」を選択してください。普通に徒歩ナビしてくれます。
- 車で使う場合は「ルート地図確認」を選びましょう。
- 地図が出たらすぐに「MENU」→「現在地確認ON」を選択。するとGPSが連続して現在地を測位してくれます。あとは携帯を固定して移動しましょう。
- ※なぜこんな面倒な手順なのかというと、普通に音声などのルート案内をさせると変な道を案内させた挙げ句に、ルートをはずれるといちいち確認してリルート作業にはいるため、ひたすらリルート→リルートで読み込みしていれば気がついた頃には目的地に着いているというアホなお節介機能を防ぐためです。デメリットは音声案内は使えずに、自分でルートの矢印に従って進むのみという初期のカーナビのような仕様になってしまうということです。それでも測位も地図受信も十分についてきてくれるので人によっては結構実用的ではないかと思います。ただアプリ+GPS測位+通信の3連コンボでバッテリの減りは最強!15分ほどの移動で、バッテリが3→2へ一目盛り減りました…。これはもしかしたらシガーライターで給電しながらやっても追いつかないかもしれませんね(^^;)徒歩の人は普通にルート案内させましょう。とっても便利ですよ。
◆モバイルムービー関連◆
まずはじめに言ってしまうと、W21Sのモバイルムービーすげえ!!・・・以上。いや、ホントにすげえです。PDAならまだしも携帯でここまで動画鑑賞できるとは!!あらかじめ素晴らしい要点だけ挙げていくと…
- 2.4インチの(携帯にしては)大画面でのフル画面再生
- ツインステレオスピーカーでの大音量
- オートレジューム再生
- メモステDuoPro512MBまで対応
とにかく液晶が明るく綺麗なため、見やすいし快適。レジュームがあることも大きなポイントですね。日常的に持ち歩く携帯でここまで綺麗な動画を見ることができるのであれば、ちょっとした空き時間などに鑑賞して一時中断しても、また時間が空いたときに続きから見ることができます。これなら職場で昼飯食ってるときに見るのもいいかも!(すごく私情)職場なのでスピーカーから音を出します。さすがに電車などで見るときにはイヤフォン必携ですね。余談ですが、そうなると僕の場合コードの取り回しがイラついて使わなくなることが多いのです。
それでは持ち歩く動画のソースを準備する手順を見ていきましょう。今回はImageConverterを使ったやり方でいきます。以下の関連エントリをできれば読んでおいてください。
▼ImageConverterとは?ImageConverterで作成される動画について(http://d.hatena.ne.jp/gizaju/20040219#1077196566)
▼TH55で映画を見る(http://d.hatena.ne.jp/gizaju/20040505#p1)
読んで頂ければImageConverterでの変換設定とビットレートなどがだいたいわかります。
画質 | 画面サイズ | フレームレート | 映像ビットレート | 音声ビットレート | ファイルサイズ |
---|---|---|---|---|---|
最高画質 | 320X240 | 29.970fps | 768kbps | 128kbps | 最大 |
高画質 | 320X240 | 14.985fps | 382kbps | 128kbps | |
標準画質 | 320X240 | 14.985fps | 216kbps | 64kbps | |
長時間 | 160X112 | 14.985fps | 96kbps | 32kbps | 最小 |
SO505is | A5404S | W21S | |
高画質(HQ) | × | × | ○ |
標準(SP) | ○ | × | ○ |
長時間(LP1) | ○ | × | ○ |
長時間(LP2) | ○ | ○ | ○ |
▼ギャルでもわかるSO505is講座(http://ni-ch.hp.infoseek.co.jp/so505is/so505is.htm)
ちなみに上の表の長時間(LP2)というのはImageConverterでは吐き出せませんので無視してください。そうすると長時間・標準・高画質の3つのモード、さらにはW21Sで対応していると噂の最高画質も検証していきます。
- まず用意したのは動画のソース。今回はひとまずスタンダードにImageConverterでMPEG1からMQVファイルに変換して鑑賞するテストをしました。(今回は上に紹介した「TH55で映画を見る」とまったく同じソースで、同じような変換手順で行っています)
- 変換前のMPEG1ファイルは300MBで30分の番組です。これを変換すると以下のようなファイルサイズと再生結果になりました。
- 長時間→21MB やっぱりガビガビ(^^;)特に全画面再生したときにはガビガビ度アーップ!字幕やテロップは確認できません。圧縮率はいいけど、実用的ではないサイズ・・・。
- 標準→60MB 充分に鑑賞できる画質。字幕やテロップもまあまあ確認できます。圧縮率も考慮すると、そこそこ見れてファイルサイズも小さくなるので実に現実的なモード。128MBのメモステで運用するならこれですね。
- 高画質→112MB 素晴らしく綺麗。標準画質と劇的な格差はないものの見比べれば綺麗さがよくわかります。特に字幕やテロップはかなりクッキリ見れます。512MBぐらいのメモステ持ってる人はこのぐらいの画質で詰め込んでも全然OKでしょう!できれば全部このモードで行きたいのが心情・・・。
- 最高画質→192MB 残念ながら再生できず。ファイルそのものは認識していますし、W21S内で番組名まで表示されるのでエンコードミスということは考えにくいはず。よ〜く考えてみたらこの最高画質モードは29.97fpsのファイルです。もしかしてW21Sでは15fpsオーバーのファイルは再生不可なのか?いまいち不明。。
汚い画像ですがどうぞ。クリックで大きな画像でます。左から、長時間モードの通常再生、標準モードの全画面再生、同じく標準モードの全画面再生、高画質モードの全画面再生。
- 【TIPS・注意点など】
- 全画面再生への切替は数字の「0」です。ちなみにジョグ回しでボリューム、ジョグサイドキーでスキップが可能です。
- 素早くモバイルムービーへアクセスするには、データフォルダキー長押し→モバイルムービーを選択するのが便利です。
- 必ずメモステ内の以下のフォルダにファイルを置いて下さい。メモリスティック→MQ_ROOT→100MQV01 の中。ちなみにImageConverterで出力先をメモステに設定すれば前述のフォルダは自動作成してくれます。しかしエンコードや転送のミスを考えると、できるだけC:やD:に出力してから転送するのがいいでしょう。
- ImageConverterが吐き出したファイル、例えば「MOV00001.MQV」などをリネームしてはいけません。このままでないとW21Sが認識してくれません。
- 動画やるなら大容量メモステがあったほうがいいということで、256MBのメモステPRODuoが安いです。\10000で\1500の還元なので実質\8500。送料無料。
まとめとしては、思っていた以上に使える、見れるプレイヤーであることがわかりました。携帯だけに携帯性は抜群で、いつも持ち歩く携帯でこれぐらいのクオリティの動画が見れるなら昼飯プレイヤーとして常用させてもいいかな?と思っています。ただ唯一のネックは変換手順が面倒だということ。これさえ何とかなればね・・・・。今回、再生できなかった最高画質モードについては引き続き検証していきます。何かわかったらまた更新したいと思います。
◆その他の追加◆
- W21S動画 やり残したこと(http://d.hatena.ne.jp/gizaju/20040801#p1)
- W21S、新規メール作成を素早く(http://d.hatena.ne.jp/gizaju/20040731#p1)
- えせ着うた EW&F/Sep作ったぜ(http://d.hatena.ne.jp/gizaju/20040731#p3)
- 携帯サイトってつまんない(http://d.hatena.ne.jp/gizaju/20040803#p1)
- W21S最終章 モバイルムービー最後の砦(http://d.hatena.ne.jp/gizaju/20040831#p1)