家族とゲーム

この感覚は死ぬほど理解できるかもしれない。


無駄に長文で、チラシの裏なので隠します。




我が家は男3人兄弟で、全員ゲームにどっぷり。3歳離れた兄から始まって、7歳下の弟までみんなゲームバカ。
 新しいゲームを買った次の日は、普段なら絶対に目が覚めない朝の5時とかに起きてやりまくってたし、気に入ったゲームは何回も繰り返しやってた。まあこれは今考えるとそうそう新しいゲーム買ったりできなかったからだとは思うけど、よくもまあ何回も何回もクリアしたよ魔界塔士SaGa



 そんな兄弟3人の共通の敵が「親」でした。なんとか親を味方に付けて、新しいゲームを買ってもらったり、決まっていたゲーム時間を増やしてもらおうと、兄弟3人は打ち合わせたわけでもないのに一致団結して日々戦ってきました。
基本的にゲームなどに全く興味を示さない&、普段家にいない=日常の管理権を持たない親父はあえてターゲットにせず、狙いはオカンただ一人。


 みんながファミコン持ってて、家族でマリオやファミスタを楽しくやってる中、うちにはMSXしかなかったので相当辛い戦いだったことは当時のゲーム事情を知る人にとっては想像に難くない。
半ば強制的にいろいろとさせたが反応はイマイチだった。が、なぜかMSX版の沙羅曼蛇には食いついてきた。今考えるとホントに「なぜ沙羅曼蛇?」という気がするけど、けっこう遊んでくれていたので嬉しかった。
その喜びも長くは続かなかった。というのもMSX版の沙羅曼蛇は他機種のもの比べると難易度が相当高く、生粋のシューターだった兄でさえクリアはしていないという代物だ。当然オカンは1面もクリアすることもなくやめてしまった。というかぶっちゃけ俺も3面までしか行ったことがない。



 沙羅曼蛇をしなくなったオカンの頭には「ゲームは難しいから」という先入観が生まれて、それ以来あまりゲームをしなくなり我が家でのゲームのポジションは危ぶまれた。



そこに現れた救世主。


 テトリスである。俺が小6の頃、一所懸命お金を貯めて買ったゲームボーイテトリス。これにはオカンもどっぷりはまった。俺もはまったし、みんなはまった。しかしゲームボーイはひとつ。戦争である。
俺が一生懸命貯めて買ったゲームボーイを、オカンが我先争って争奪戦を繰り広げることなど当然無く、俺ら兄弟に譲ってくれるうちにオカンはそのうちまたゲームをしなくなった。



 そうこうしているうちに、受験の時期になりオカンにゲームを勧めようものなら、自分のゲームする時間の縮小にもつながりかねないので、自分も兄もいつしかオカンに勧めるのをやめてしまった。
もちろんオカンはそれっきりほとんどゲームなんかしていないと思うけど、弟が今でも執念深く逆転裁判をするように勧めているのをたまに見かけるw




そんなオカンですが、Wiiなら一緒にテニスやるかもな。



任天堂のスポーツものがテクニック問わず楽しめる秀逸な出来だということと、Wiiの既存のゲーム離れした直感的なコントローラーを見ていたら、そう思った。
オヤジも一緒に家族全員でやったら楽しそうだよなぁ…と想像してニヤニヤしてみたりする自分。というかもう実家に住んでないからねこれが。無理やん。
負けず嫌いなヨメとやろう。楽しみだー、Wii